昭和49年10月13日
死後、ご自身を大阪市立大学へ献体することにより、医学の進歩発展に協力できる喜びを唯一の報酬と考える人々が相集うことを目的として発足されました。
本会『大阪公立大学みおつくし会』は、大阪市市章の『みおつくし』が名づけの由縁です。大阪は水の都であり、航路標識に因んだ市章は大阪市民に親しまれてきました。
「みお」は、澪、水脈、水の緒を意味すると言われています。また、『みおつくし』は、古歌にも詠まれているように、昔、難波江の桟橋に立てられていた水路の標識です。「身を尽し」にも通じ百人一首の中の「侘び濡れば今はた同じ難波なるみおつくしても逢わんとぞ思う」の一首をご存じの方も多いと思われます。
本会は、大阪に所縁があり、『みおつくし』が水都大阪のシンボルであり、人生航路の最後の入江に導く道標を意味し、又、心身をつくして何ものかに打ち込む生き方の象徴となることから、『大阪市立大学みおつくし会』と名付けられ、大学統合により『大阪公立大学みおつくし会』となっております。
大阪公立大学みおつくし会長流旗は、みおつくし会会員 故松本千鶴子さまのご逝去に際し、ご遺族様から寄贈されました。これまで20年にわたり、大阪市立大学みおつくし会の総会、御遺骨返還式ならびに感謝状贈呈式には欠かすことなく、みおつくし会のシンボルとして壇上に掲げさせて頂きました大阪市立大学みおつくし会長流旗は、みおつくし会元理事 藤井禮さまより2003年11月に寄贈され、2022年4月に大阪公立大学と名称が変更されたことにより、大阪市立大学にて保管される方針です。こころより感謝申し上げます。